(復刻版)
この作品は、Kanogutiが中学生のあたりの頃に制作した小説を再現したものです。
完全には再現できていない箇所や、修正した箇所もありますので、ご了承ください。

さく・かのぐち


このおはなしは、とおいとおい

現実では存在することを証明することができない

くににすむてんしのおんなのこのおはなしだよ。



§1

ここはみなさんがすむせかいとはとおいとおいどこまでもとおく、

西に上がる太陽と彗星が衝突し、地球を壊滅状態である状態にすべき

ところにあるとてもとてもふしぎなむらのおはなしです。

あるひ、このむらでいちばんかわいいおんなのこ、ヒーラちゃんがあるいていました。



ヒーラちゃんはとてもかわいいし、とてもやさしく、おちついているこです。

むらのこどもをさずかっているおかあさんはみんな、

「わたしのこもヒーラちゃんのようなこにそだってくれればいいのに…。」

と、わがことくらべてそんけいしていました。



§2

あるひ、ついにヒーラちゃんは10さいのおたんじょうびをむかえました。

「おめでとう!!ヒーラちゃん!!」

「おめでとう!!」

ヒーラちゃんはとてもよろこんで、

『これからもよろしくね!!』

といいました。

するとそんちょうさんから、

「ヒーラちゃん!!おたんじょうびおめでとう!!
これからヒーラちゃんには『ちきゅう』というくにを
あたえます。」



『え…ものすごくきたないよ?そんちょうさん…。』

「そうだね。このくにはとってもいまきたないんだ。
だからヒーラちゃんにはこのくにをあたえるとどうじに、
このくにをきれいにしてほしいんだ!!」

『わかりました!!やってみます!!』

「おお!!そうか!!さすがヒーラちゃんだ!!
このくににすんでいるひとは、みんないいひとばかりだから、
きょうりょくしてくれるはずだよ!!」

「すごいなぁヒーラちゃんは。」

「もうりっぱなおとなだなぁ。」



§3

いろんなひとからまかせられたヒーラちゃんは、

さっそく「ちきゅう」というくにをきれいにしようとたびだちます!!

『いやっ!!行きたくないよっ!』

「行くんだ!!
さもないと
お前の家がどうなっても知らんぞ!!」

『そんな…。

 
『あっ、ちょっと、イヤッ!やめて!!』

「ホラホラさっさと入れや。」

『イヤッ!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』



「じゃ、がんばってね。」

うずうずしているヒーラちゃんをみて、そんちょうさんはだんだんイライラしてきたので、

ヒーラちゃんをなげいれました。

こうしてヒーラちゃんのちきゅうでのくらしがはじまるのでした。

可哀そうに…。
ついに彼女も村長さんに…。
彼女が無事に帰ってくるのを祈りましょう…。
彼女がどうか生きて帰ってきますように…。




ちきゅうへいく!!
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